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「ROUGH DIAMONDの音MAD」 制作後記


こんにちは! コサンジです!

今回は先日投稿した音MAD「ROUGH DIAMONDの音MAD」について備忘録がてらブログを書いていきたいと思います!

動画はこちら↓ 未試聴の方は先に見てもらえると幸いです! 

 

 

 

 

制作のきっかけ

うちには60インチと65インチのTVがあります。(なんで??) 
これはPCに繋いで作業したりゲーム用だったのですが、折角だしこの大きなモニターを生かした実写系音MADをいつか作ってみたいなと思っていました。

とはいえ具体案も思いつがずに長らく何も作れていなかったのですが、ある日突然思いつきます。

「モニターをたくさん用意して小窓代わりにして配置、長回しMV風すればいいんじゃない?」

簡単に言いましたが、うちにあるPCは2台、モニターは3+ブラウン管TVだけ。この構想は厳しいかなと思いました。
しばらくたったある日、この構想をとある人に話したところ、なんとノートPCを複数台持っている上に協力してくださることに! 
こうして制作に入ることが出来ました。

題材や選曲

この題材で作るとなった時に一番最初に出てきたのが
LINDBERGの「ROUGH DIAMOND」 

www.youtube.com

MVでテレビが出てくるからという安直な連想でしたが、サビに人力して大きいモニターを写すといい感じになりそうだったので即決しちゃいました。

何故この曲マイナーな曲を知っていたのかというと、僕の大好きな爆笑問題がデビュー直後に事務所関連で干されてしまった直後に出た「爆笑問題オールナイトニッポン」で最初に流れた曲だったのです。



今はTBSのJUNKのイメージですが、デビュー直後になんと「ビートたけしオールナイトニッポン」の代打をやっていて、「ビートたけしは死にました。」みたいなことを連発して三年間の出入り禁止になった伝説的な回です。
この回が好きすぎて、繰り返し聞いてるうちに1曲目に流れていた「ROUGH DIAMOND」 も好きになりました。

こうしてすんなり曲は決まりましたが、問題は素材。
1画面ごとに別々の素材を映すのがいいかと思いましたが、手持ちの素材が多すぎてこの尺だと入りきらないのは分かりきっていました。
そこで、2次元の女性キャラに絞ればちょうどいいキャラ数になるのでは?と思いつきました。画面内にキャラが映ってるという意味でも相性はよかったのですぐに決定。

その流れで、
・サビは輿水幸子にして画面外にキャラを立たせトラッキング
・モニター周りにキャラ関連のグッズを置く
等のアイデアを思い付き、形にしていきました。

色々考えた結果、メインに置くのは

秋山優花里



・山口星奈



・春野カスミ



サクラバクシンオー



・ナナコ(ポケモン



輿水幸子


になりました。
もうちょっと入れたかったキャラもあったのですが、スペースがなく断念。
グッズ収集が好きだったので、どのキャラの関連品もある程度あったので最低限買い足す程度で済みました。

 

figma出し忘れた。

実は上にもあったけど、映らなかったカットを使用しちゃった。

カスミンDVD3期分だしてくれ~!

ウマの蹄鉄はメルカリで買いました。

なんと本物のセル画!結構した。

今回、ある程度音程合わせはしていたのですが、モニターをこれ以上増やすとごちゃつくかな~と思い映像には出しませんでした。
双海亜美 ・霧越未麻 ・九条カレン ・結城友奈 ・立花みかん ・平沢憂

音声や動画制作

音声で一番大変だったのは、人力の製作でした。。正直未だに苦手でなるべく避けてきたのですが、今回は一番大事なサビで流すとあって今までで一番頑張りました。(とはいえまだまだですが)
REAPER上で適当に並べた後に出力し、vocal shifterで原曲のボーカルを抽出したものに合わせる形で音程を調整。あとは音量やタイミングを細かく微調整して完成です。


映像は、

・ある程度引いたところからも見える
・文字を多めに使う(MVチックに見せる)
・各カット独立させる
・カットの最初はキャラを大きく出す
・各キャラの元ネタ関連の背景などを優先して使う
・実写と音MADの映像の境界を滑らかにする

など普段と違うところも意識して作りました。

山口星奈のカットはブラウン管TVに映す都合上 4:3 で作ったのですが、久々過ぎて懐かしくなりました。


撮影

7月初旬、前述した人を含め4人の方に協力を仰いで撮影をしました。ご協力ありがとうございました。
持っていたものを含め5台のノートPCが集合しました。
午前中にTVの位置を変えたりして準備万端、いよいよ午後に撮影。
1番目の映像に10秒余白を入れて、タイミングを合わせて各PCの再生ボタンを押す形で撮りました。その後、カメラに映らない場所に移動してもらい撮影。
これが結構上手く行って、十数テイク分が数時間で撮れました。思っていた以上にスムーズに進んで助かりました。
とはいえ、PCやモニターの排熱の影響か終始暑くて大変でした。

今回の採用カットは、来て下った方のうちの一人の撮った映像でした。自分が撮ったカットよりもかなりいい感じになったのでありがたかったです。特に、最後のパン振りが後続の映像に繋げやすいように撮ってくださったので助かりました。ちなみに撮影ツールはスマホでした。

 


最終調整

撮影後、画を並べたり合成する作業をしました。
サビのキャラや歌詞のトラッキングはAEの3Dカメラトラッキングで行いました。
この機能を使うのはカビキラー合作の柴又パート以来だったのですが、予想以上にうまく行ったのでうれしかったです。

合成後、色調を整えて完成!

最後に

改めまして撮影に協力してくださった4人の方、本当にありがとうございました。
おかげでかなり満足のできるものが出来ました。

今回、音MADではあまり見ないフォーマットの動画を作りました。やはり、難しい点も多々ありましたが、自分の好きな組み合わせで好きなように作れてよかったです。
実写を用いた音MADにはまだまだ可能性を感じるので、思い付いたら今後もやっていきたいと思います。